夏が始まり、毎年のように平均気温は上がり続けています。熱中症のリスクも高まり、命にかかわる程の暑さに、様々な予防・対策を意識していかなければなりません。汗がたくさん流れる夏の水分補給においては、水分を摂取するだけでなく塩分やカフェインといったその他の要素を気にかけているでしょうか。健康のためにも体内の水分量を維持することは大切です。水分補給に適した飲み物と適さない飲み物に気をつけながら、暑い夏はもちろん寒い時期でも意識して水分をとっていきましょう。
水分補給に適した飲み物
・水…糖分も塩分もカフェインも含まれていないため飲み過ぎによる過剰摂取を心配する必要がなく、カロリーもないので太ることもありません。
・カフェインの含まれていない又は少ないお茶…ノンカフェインのルイボスティーやハーブティー、カフェインが少ないほうじ茶がありますが、特に麦茶はミネラルが含まれておりノンカフェインなので夏に最適です。
・スポーツドリンク…運動をはじめとした汗を多く流す場合に最適です。ただし糖分の取り過ぎには注意。
・経口補水液…飲むとすぐに体内に水分が行き渡るため熱中症予防や脱水症状に適した飲み物です。しかし健康な状態で大量に飲んでしまうと塩分やカリウムの取り過ぎになってしまうので注意も必要。
水分補給に適さない飲み物
・お酒…アルコールには利尿作用があるため、飲んだ分以上の水分を排出してしまいます。
・コーヒーやカフェインが含まれているお茶…緑茶や烏龍茶、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインにも利尿作用があります。大量に飲むのではなく、適量を楽しむ程度が良いでしょう。
・ジュース…水分補給として大量に飲むと糖分の過剰摂取になってしまい、ペットボトル症候群と呼ばれる急性の糖尿病に陥る危険性が高くなってしまいます。
・牛乳…体温を上げる性質があるため、暑い時に飲むと多くの汗をかいてしまう場合があります。また水分補給として大量に飲むと消化不良をおこし、下痢になってしまうケースも。
水分補給に適した飲み物〜番外編〜
・味噌汁…水分だけでなく塩分も摂取することができ、具材を入れることで他の栄養素の補給にもなります。暑い夏には冷たい味噌汁も。
・水分を多く含む野菜や果物…スイカやいちご、きゅうりやレタスなど。夏に旬を迎える物の中には水分が多く含まれている食材もありますので、是非気にかけてみてください。