近頃、気温の変化が大きく、暑かったり、寒かったりと体が気温についていけない日が続いておりますが、天気予報等では、暑い日には熱中症に注意!という言葉が耳に入るようになりました。弊社でも炎天下での作業や工場内での作業等で体を動かす仕事もあり、環境的にも厳しい状況にあります。弊社での熱中症の取り組みをご紹介しつつ、気温の上昇の前に熱中症のおさらいをしておこうと思います。
熱中症を引き起す要因は「環境」・「からだ」・「行動」と言われています。
気温・湿度が高い、風が弱い、二日酔いや寝不足といった体調不良、屋内・屋外の作業による水分補給できない過酷な状況等で、体のバランスが崩れたりして、熱中症になりやすくなります。もし、めまいや立ちくらみ、体のだるさ、吐き気等の症状がでたら、熱中症にかかっている疑いがあります。
そのような症状が出たら、すぐに応急処置を行いましょう。まず、涼しい場所に移動し、首筋等を冷やし、体温を下げましょう。様子によっては救急車を呼ぶなど医療機関に連れて行きましょう。(*熱中症は命に関わる危険な症状です。体調の悪そうな人がいたら、声をかけたり、周りの人にもきにかけましょう。)
では、弊社での対策としては、暑さ指数(WBGT※1)の計測、スポットクーラ・空調ファン付きの上着・冷間シャツやタオル、塩飴、カリカリ梅、ポカリスエット等の配布、また、定期的な休憩時間を設けています。それでも年間1~2名位は軽い熱中症の症状が出る方がいます。今後も行政等の動向や時世の流れに注視していき、熱中症予防に積極的に取り組んでいきます。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Buld Globe Temperature )は熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、じんたいの熱収支に与える影響の大きい①湿度、②日射・輻射など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。
また、環境省・気象庁が発表する熱中症警戒アラートメール配信サービスがあるのをご存じですか?
スマートフォンで利用が可能で、受信したい発表区域を選択して、1日2回、登録した区域で熱中症警戒アラートが発表されたとき等メールでお知らせが届きます。
これを見ると熱中症に意識を向けられます。私も利用しています。詳しくは環境省HPをご覧ください。〈参考:環境省・気象庁HP〉