「リサイクル(Recycle)」と似ていますが「アップサイクル(Upcycle)」という言葉をご存知ですか。

アップサイクルとは、不要となった物から元の素材やデザインを活かして新たな製品を生み出す、いわば「ゴミ」を「宝物」に変える手法のことです。 
  
アップサイクルは、リサイクルと比べると元の製品より価値の高い新たな製品を生み出すことが特徴であり、サスティナブル(持続可能)なモノづくりの一つの方法といえるでしょう。

また、元の製品の形状や色彩、模様等を活かしたハンドメイドの一品物が多いのもアップサイクルの特徴といえます。

よく紹介されるアップサイクルの事例として、使用済みのトラックの幌(ほろ)やシートベルト等を利用してバッグやリュックサックを製作しているスイスの「FREITAG(フライターグ)」社があり、デザインや機能も工夫され、使い終わった不要物を材料としているとは思えないような高級感、ブランド感のある製品が全世界で販売されています。

わが国でも、昔から着物地の再活用など、日常の中でアップサイクルが行われてきましたが、最近では、環境にやさしい製品として、アップサイクルを取り入れたビジネス事例も散見されるようになり、今後もこれに取り組む企業が増えていくものと思われます。

大谷清運としても、廃棄物のリサイクルを進めるとともに、アップサイクルの動向にも注目していきたいと考えています。