わが国の廃棄物の発生量はどのくらいでしょうか。

日常生活などから発生する一般廃棄物の量は、環境省がまとめたデータによると、平成30年度1年間で約4,3000万トン、東京ドーム115杯分になります。

国民一人が一日に出すごみの量として計算すると、約920グラムとなり、ここ10年は3R意識の浸透などもあり、発生量は漸減してきました。

ただし、直近では、新型コロナウィルスまん延にともなう在宅勤務、巣ごもりなどの影響か、家庭から排出されるごみの量が大幅に増加しており、東京都ではHP上で「一度に大量のごみを出さないで」との異例のお願いをしています。

つぎに産業廃棄物の発生量は、同じく環境省がまとめた平成30年度のデータでは、年間約3億7,600万トンと一般廃棄物の10倍近くの量となっています。

こちらは、新型コロナウィルスの影響で事業活動が停滞し、ごみ量の減少が予想される反面、宅配便の増加や医療活動の拡大に伴い廃プラスチック類などが増加することも考えられ、発生量の動向が注目されるところです。

廃棄物の発生状況は、社会を映す鏡といわれます。
新型コロナウィルス感染症がごみの発生量にまで影響する事態といえるでしょう。

大谷清運は、コロナ禍の真っただ中にあっても、「エッセンシャルワーカー(essential worker)」として皆様の生活を支えるため、感染のリスクと闘いながらごみ処理の仕事に励んでいます。