朝晩の冷え込みを感じる季節となりました。季節の変わり目などで、知らず知らずのうちに体が冷えていると感じることはありませんか?
「冷えは万病のもと」とも言われるように、体の冷えは、だるさや肩こり、お肌の不調など様々なトラブルの原因になります。今月は、健康と美容をサポートする「温活」についてご紹介します。

1)温活とは?その目的
温活とは、「体を温めて冷えを予防し、健康的な基礎体温を維持することを目指す活動」です。理想的な基礎体温は36.5℃以上が目安とされています。体温が下がると、血流が悪くなり、免疫力や代謝が低下しやすくなります。温活を通して体温を適切に保つことで、からだ本来の力を高め、冷えからくる不調を改善することが目的です。

2)今すぐできる!温活の具体的な方法
温活は、特別な運動や高価なアイテムがなくても、日々の生活の中で簡単に行うことができます。
1.入浴で体を心から温める
シャワーだけで済まさず、湯船にゆっくり浸かることが 基本です。
・温度と時間:38℃~40℃程度のぬるめのお湯に20~30分ほど浸かりましょう。
・効果:血管が広がり血行が促進され、体の深部まで温まります。
リラックス効果も高まり、睡眠の質向上にもつながります。

2.「温める食事」を意識する
体の中から熱を作り出す食事を心がけましょう。
・暖かい飲み物:朝一番に白湯を飲む、冷たい飲み物を控えて温かいお茶やハーブティーを選ぶ習慣をつけましょう。
・体を温める食材:根菜類(ごぼう、にんじん、れんこん)、 生姜、にんにく、唐辛子、  味噌、発酵食品などを積極的に取り入れましょう。
・摂り方:食材は加熱して温かい状態で食べるのが効果的です。

3.服装で冷えやすい場所を守る
「首」がつく部位は太い血管が通っているため、温めることで効率よく体全体が温まります。
・三つの「首」:首(頸)、手首、足首をマフラーや  アームウォーマー、靴下などで冷やさないようにしましょう。
・お腹と腰:腹巻やカイロを   使用し、内臓が集まるお腹  周りや腰を温めると、内臓  の働きが活発になります。

体の内側からポカポカ温まり、巡りの良い元気な体を目指しましょう。