鰭脚類とは、アザラシ科・アシカ科・セイウチ科に属する海生哺乳類のことを指しています。海での生活を中心としながら陸にも上がることができる動物で、体は流線型・四肢(前肢と後肢)がひれ状になっていることが特徴です。イヌやクマといった陸上哺乳類と同じ食肉目(ネコ目)に属しています。

鰭脚類の中でよく耳にするのは「アザラシ」「アシカ」「オットセイ」「トド」「セイウチ」になるでしょうか。大きな違いを感じず似ているように思えるかもしれませんが、それぞれには特徴があります。

・アザラシ科…19種で構成されている
(水族館でよく見られるのはゴマフアザラシ、次いでゼニガタアザラシ)
耳たぶがなく、陸上では這って移動する
前肢が小さく、泳ぐ際は後肢を左右に振る

・アシカ科…オタリアとトドを含むアシカ亜科とオットセイ亜科に分けられる
(アシカ科で最大種のトド、アシカショーでよく見られるカリフォルニアアシカ、アシカ科の中でも小型で毛がふさふさしているオットセイ)
耳たぶがあり、陸上では四肢を使って歩く

・セイウチ科…セイウチの1種のみ
牙を持っているのが最大の特徴、ヒゲ(触毛)も発達している
体は非常に大きく体重は1トンを超える

アザラシやアシカを見かけた際には、ぜひ違いや特徴に注目してみてください。

私は鳥羽水族館を訪れた際に、はじめてトドをしっかりとみたのですが、大きな体の迫力がありながら流麗に泳ぐ姿と、想像していた怖い顔立ちからのギャップに魅了されてしまいました。そうして動きや見分け方を気にしているうちに、自分の好きな鰭脚類はなにか、その魅力に気づいてしまう日がくるかもしれません。