春先の繁殖期に涼しい場所で過ごし、冬は暖かい場所へ移動する日本でもよく知られる白鳥やツバメなどの渡り鳥。
実は世界の鳥類のおよそ5種に1種は渡り鳥なのです。どの渡り鳥の旅も壮大で、時には危険を伴う持久力の偉業ですが、今回はその中でも特に頑張っている渡り鳥を5種ご紹介します。

➀世界“最高高度“を渡る「インドガン」
年間移動距離3,000―5,000km
彼らは平地の10%しかない酸素を使って、追い風の助けもなしに【標高7,000メートル】に及ぶヒマラヤ山脈を飛んで越える。

➁世界“最高速度”で飛ぶ 「ヨーロッパジシギ」
年間移動距離6,800km
長距離フライトの最速ランナー。早く飛ぶことを助けると思われる追い風に頼ることなしに、【最高時速97km】の速さで長距離を渡る。

➂“長期間ノンストップ”で渡る「オオソリハシシギ」
年間移動距離11,000km
飲まず食わず、そして睡眠も取らずに【9日間ずっと】飛び続けるノンストップ飛翔の最長記録保持者。

④世界“最高飛距離”を渡る「キョクアジサシ」
年間移動距離9万km
キョクアジサシは寿命約30年で合計200万km以上、 なんと【地球から月を3往復以上】の距離を飛び、バードライフのロゴにも選ばれている。

⑤“飛ばない”渡り鳥「アデリーペンギン」
年間移動距離 最長17,600km
毎年、氷結の起きる季節に拡大し続ける氷の縁を歩き続けるアデリーペンギン。長距離を【飛ばずに】渡る。

世界には厳しい環境の中、目的地に向かって飛び続ける素晴らしい鳥たちがいます。
皆さんの今年の目標は何でしょうか?
私たちも渡り鳥のように【明確な目標】を定め、自身の「人生の翼」で大きく羽ばたいていきましょう!

詳細

参考:一般社団法人倫理研究所「職場の教養」2022年8月号「渡り鳥に学ぶ」